Happyちゃんの、イマココ7DAYS PROGRAMに参加する
さて、最近はゆっくり生活を送らせてもらっている私。仕事の量も1/3くらいになって、時間がゆったりと流れている。「え、そんなに仕事していなくて、暇じゃないの???」って言われるんだけれど(笑)、そうでもないんだよね~。
からだがまだ本調子ではないので、努めてゆっくりと動いている。
でもね、それだけではないの。実はこの間にわたしが大好きでたまらないHappyちゃんが「イマココ7DAYS PROGRAM」という期間限定のプログラムをのをやっていて、遅ればせながら2クール目から参加した。
1クール目が始まったとき「ん、今回はいいやぁ」と思った。病み上がりの私に、できることなんてなんだろうって、拗ねていたのよね、本当は。
だけど、2クール目の締め切り1時間前に投稿が目に入ってきて、「今の自分の状況をちゃんと受け止めるには、このプログラムが必要に違いない」という直感が働き、「えいやっ!」と申し込みをした。
あの時選択した自分を褒めてあげたいよ。だって、このプログラムに参加していなかったら、足元フラフラする、片耳がほぼ聞こえないという「今のからだの状態」を、こんなにもありのままで受け入れられなかったと思う。
というか、自分の将来が不安でたまらずに、落ち込んで、そして絶望していたに違いないから。あぁ、私ったら本当に運がいい。
最初のお題は、「ゆっくり動く」
申込をしたら、すぐに1クール目の7日間のYoutube動画リンクが送られてきた。ので、ワクワクしながら聞き始める。そうしたらね、最初のお題が「ゆっくり動く」というものだった。
ご存知の方も多いと思うけれども、わたしはメッチャせっかち。頭の中がいつも未来のシュミレーションで動いていて、「あれをやらなくちゃ」「あの準備をしないと」「〇〇さんに連絡しないと」「LINEはどうなっているかな?」と、いつもせわしない。
そんなものだから、「ゆっくり動く」というお題を出されてみて初めて、いかに自分が雑に動いているかを知った。
アタシッテ、ホントウニザツナオンナダッタノネ…。
「今この瞬間、世界が終わるとしたら…」
「ゆっくりと動く」ことに加えて、「今この瞬間、世界が終わるとしたら」と考えて、毎瞬を過ごしてください、というお題が出た。
「もし明日世界が終わるとしたら」
「1か月後に世界が終わるとしたら」
こんなお題は結構よくある。けれども、「それは期間が長すぎる」ということ。「明日」世界が終わるとしたら、時間の猶予があるから「全財産を使い果たして豪遊する」などの、極端なことを考えてしまう。
でも「今この瞬間」に世界が終わるとしたら、何もできないから、自分の感じ方を変えるしかできないでしょ、というもの。
う~ん、奥深い!!!
ということで、この2つの宿題をこなしていた日々が3月後半だった。
『弓と禅』を読む
そんなさ中、図書館で予約していたオイゲン・ヘリゲルの『弓と禅』を読む。
わたしは、誰かが「いいよ~」って評していた本は、メモしておいて、気になった時に読むようにしているの。なので、この本を誰から勧められたのか、さっぱり覚えていないのだけれども、衝撃を受けるほど素敵な本だった。
1920年代に日本に(仙台に)滞在していたドイツ人が、弓道を通じて禅を体感する、という本。ドイツにもどり、1940年~1950年代に禅についての講演をドイツで行っていて、その時の講演がベースとなっている本。あのスティーブジョブスの愛読書だったとか、なんとか。
ところどころ、「絶句!」って思うほど感極まるところがあったのだけれども、強烈に覚えているのが「一射絶命」という言葉。
ちょうど「今この瞬間、世界が終わるとしたら」と思い&感じながら生きていたわたしには、「そうか、瞬間瞬間絶命する、という気持ちでいることだ」と、なんだかその感覚がつかめた(ような気がした)。
毎瞬間、毎瞬間を「これが最後」って思いながら日常を送る。もちろん、毎瞬間なんて感じられないけれども、「連続していると思い込んでいる時間」の隙間隙間から、「毎瞬間」を切り取ることで、自分の日常の一コマが、本当に生き生きとしてくる。
これ、本当にパワフルなんだよね。
今、そんなことをして日々を過ごしているので、全然暇などなくて、なんだか毎日が濃くて長いのでありまする。
弓道についてはあこがれたことがあって、一瞬熊本に住んだ時に通おうとしたけれども、すぐに東京に戻ってきてしまって、結局そのままになってしまったな~。
というか、阿波研造さんという弓道の師匠が素晴らしくて、震える。こんな素敵な師匠に出会えたオイゲン・ヘリゲルさん、ラッキーだわよね。
どの世界においても、どんな師匠に巡り合えるかが、本当に大切だもん。
えーっと、今日は徒然なるお話でございました。